書類作成に必要なものを把握しておこう
車庫証明の書類作成をスムーズに行うためには事前に必要な資料を揃えておくことが重要です。
申請の内容によって必要な情報に違いがありますので、ご自身の状況に合わせて資料を準備してください。
なお、申請書の記入項目は都道府県によって違いがありますので、詳細については都道府県別申請書の書き方を確認してください。
事前に用意しておきたい資料
申請書を作成するときに必要な情報が記載された書類の一覧です。
提出が不要なものはスマホで撮影して記入時に確認できる状態にしておくだけでも大丈夫です。
車検証などの書類(申請自動車)
車検証、譲渡証明書、完成検査終了証、一時抹消登録証明書、登録識別情報等通知書などの車両情報が確認できる書類のことで、いずれか1枚あれば充分です。
自動車保管場所証明申請書や標章交付申請書を作成する際に車名、型式、車台番号、自動車の大きさを記入する必要があります。
車庫証明申請時に車検証等の資料の提出は基本的には不要です。
※都道府県によっては登録番号(ナンバー)の記入項目がある場合もあります。
※新車で車台番号判明前に申請をする場合は車台番号は標章受取り時に記入すれば大丈夫です。
車検証などの書類(旧自動車)
自動車を入れ替えする場合のみ必要な情報のため、新規の保管場所を利用開始する場合や空きスペースに増車する場合は不要です。
また、都道府県によって旧自動車の情報を記入する欄がある様式とない様式がありますので事前に申請書を確認した上で必要に応じて車検証を用意してください。
車台番号や型式の記入が必要な地域では、旧自動車の車検証の画像などを保存しておくと便利です。
申請時に旧自動車の車検証等の資料の提出は不要です。
申請者の住所が記載された書類
住民票、印鑑証明、免許証などの資料です。
本人申請の場合は提出は不要ですが窓口で確認を求められることがあります。
なお、車庫証明取得後に運輸支局で行う自動車登録では、申請者住所は印鑑証明に記載されているものと同一でなければならないため、車庫証明申請書の申請者住所欄も必ず住民票や印鑑証明と一致するものを記載してください。
※使用の本拠の位置の欄に店舗や事務所などの所在地を記入する場合も申請者住所欄は住民票上の住所を書きます。
使用の本拠の位置が記載された書類
使用の本拠の位置とは、自動車を保有、管理する人が主に滞在する場所のことです。
住民票上の住所地を使用の本拠の位置として申請する場合は特別な準備は不要です。
店舗、事務所、単身赴任先など住民票上の住所地と違う場所で申請をする場合、「使用の本拠の位置」の項目に店舗などの所在地を記入した上で申請時に公共料金の明細など(店舗の所在地が記載されたもの)のコピーの添付を求められることが多いです。
駐車場の情報が記載された資料
住所地と違う場所にある保管場所を使用する場合には、保管場所の所在地の記入が必要です。
月極駐車場などで駐車場名や駐車区分番号がある場合はその情報も把握しておきましょう。
手元に駐車場の契約書などを準備しておくと便利です。
また、申請書と一緒に保管場所の所在図・配置図を提出する必要があるため、図面の作成に備えて保管スペースの縦横幅、駐車場出入口の幅、接続する道路の幅、高さ制限、重量制限などの情報を把握しておきましょう。
申請書の入手方法
資料の準備が完了したら、後は申請書を書くだけです。
申請書の入手方法には、警察署で配布されているものを取りに行く方法と、インターネットでダウンロードする方法があります。
どちらもメリットとデメリットがありますので以下にまとめました。
入手方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
警察署で入手 | 複写式なので複数の書類が同時に完成する。 窓口の職員に質問できる。 | 予備がないので慎重に記入する必要がある。 警察署との往復が一回分増える。 申請書、図面ともに手書きする必要がある。 |
インターネットでダウンロード | 自宅に居ながら入手できる。 内容を入力してから印刷すれば手書き不要。 | プリンターが必要。 印刷前に入力するにはExcelやWordなどのソフトが必要。 ※ソフトがない場合はpdfを印刷してから手書き。 |
申請書入手方法の特徴は上記の通りです。
最も効率が良い方法は、インターネットでダウンロードしてパソコンで内容入力と図面作成後に印刷する方法です。
office(ExcelやWord)とプリンターがある場合はこの方法をおすすめします。
手書きする場合は、黒のボールペンで記入してください。
なお、申請書は同一の都道府県内であれば同じものが配布されていますし、他県のものでも基本的には受理されますので職場近くの警察署などで取得すれば負担が軽減されるかもしれません。
※書類の提出先は保管場所の位置を管轄する警察署です。