グーグルマップを使用して車庫証明の所在図・配置図の距離や寸法を簡単に測る方法

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この記事ではグーグルマップを使用して自宅と保管場所の直線距離や保管場所周辺の道路幅などを測定する方法を解説していきます。

なお、グーグルマップを使用して距離等を測定した場合、必ずしも正確な数字が取得できるとは限らないため、要件ぎりぎりの大きさの保管場所を使用する場合などは実際に現場で測定することをおすすめします。
自動車を収容する上で明らかに問題のない道幅や保管スペースの大きさがある場合は記載する数字に多少のズレがあっても問題ありません。

目次

所在図・配置図に記載が必要な情報は?

所在図に記載する情報

「使用の本拠の位置(通常は自宅)」と「自動車の保管場所の位置」が離れている場合は両地点の直線距離が2km以内である必要があり、所在図を作成する際に両地点を直線で結んで距離を記載する必要があります。
※使用の本拠の位置と同一の敷地内に自動車を保管する場合は直線距離の記載は不要です。

以下の画像は自宅から200m離れた位置に自動車を保管する場合の所在図記載例です。
地図に記載する情報は「使用の本拠の位置」「保管場所の位置」「両地点の直線距離」「周辺の建物、施設等」です。

「使用の本拠の位置(通常は自宅)」と「自動車の保管場所の位置」が離れている場合の所在図記載例

地図ソフトを使用して所在図を作成する際は、著作権侵害にならないようにご注意ください。
以下の記事で地図ソフトを使用する際の注意点を解説していますので詳しく知りたい方はご確認ください。

配置図に記載する情報

配置図に記載する情報は保管場所の形状により異なります。
一般的な必要情報は主に以下の通りですが必ず記載する情報は「道路幅」「保管スペースの長さ」「保管スペースの幅」の3点で、その他の情報は必要に応じて記載します。

・道路幅
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
・屋根の高さ(出入口の高さ制限)※ある場合のみ
・重量制限 ※ある場合のみ
・駐車場出入口の幅 ※ある場合のみ
・駐車枠番号 ※ある場合のみ

下の画像は一軒家でカーポート(屋根)がある場合の配置図作成例です。
「道路幅」「保管場所の長さ」「幅」「高さ」の4点の情報を記載しています。

配置図作成例


その他の形状の配置図作成例を見たい方は以下の記事にて見本を公開していますのでよろしければご確認ください。

グーグルマップで寸法を測定する方法

使用の本拠の位置と保管場所の位置の距離を測定する

パソコンでグーグルマップを使用して距離を測定する方法は以下の通りです。

測定を開始したい場所で右クリックのメニューを開き「距離を測定」をクリックします。

測定開始地点で右クリック「距離を測定」

開始地点からの距離を測定したい終点の位置で左クリックをします。
そうすると起点から終点までの間に直線が引かれて距離が表示されます。

開始地点からの距離を測定したい終点の位置で左クリック

車庫証明の所在図は「使用の本拠の位置」と「保管場所の位置」を直線で結んで距離を記載する必要がありますので、この機能を使用して直線距離を描画した後に印刷すればそのまま必要な記載事項を満たした状態で印刷することが可能です。
※「使用の本拠の位置」と「保管場所の位置」が同一敷地内にある場合は直線距離の表示は不要です。

スマホで距離を測定する方法

マップ上で距離を測定したい起点の位置を長押しすると赤いピンが立ちます。
その状態でメニューの「距離を測定」をタップします。

Googleマップメニューの「距離を測定」をタップ

青い線が現れるのでカーソルを終点の位置に合わせると下段に起点から終点までの直線距離が表示されます。
※スマホの距離測定機能は1m単位で表示されます。

起点から終点までの直線距離が表示されます

道路幅を測定する

道路幅を測定する方法も距離の測定と同様に開始地点で右クリックメニューを開いて「距離を測定」をクリックし、終点で左クリックをすると測定することができます。

道路幅測定のサンプル画像

道路に路肩、路側帯、植樹帯、歩道などがある場合

道路には歩道や植樹帯など自動車が通行することができない場所がある場合がありますが、保管場所法施行規則には「幅員を明記すること」とだけ規定されていますので、車庫証明の図面作成時は一般的な幅員の意味に従って歩道などを含めた道路構造物全体の幅を表示すれば問題ありません。
※歩道など自動車が通行できない場所を除外した幅を記載しても審査には影響ありません。

下の画像は道路の本線以外に中央分離帯、側道、歩道などが一体となっていますが、このような道路に面した土地に自動車を保管する場合、配置図に記載する道路幅は全てを含めた幅員を表示すれば大丈夫です。

中央分離帯、側道、歩道などが一体となっている道路

道幅が一定ではない場合

保管場所と接続している道路の幅が一定でない場合は出入口付近の道幅と狭くなっている部分の両方の幅員を測定して記載しておいた方が良いでしょう。

接続している道路の道幅が一定ではない場合の配置図サンプル画像

保管スペースの寸法を測定する

保管スペースの長さや幅もグーグルマップで測定することが可能です。
保管スペースの大きさは申請する自動車の全体を収容することができる大きさである必要がありますので注意してください。

月極駐車場などでは保管スペースに輪止めがある場合も多いですが長さの測定時は輪留めの後ろに突き出す部分も含めたスペース全体の長さを計測するようにしましょう。

輪留めの後ろに突き出す部分も含めたスペース全体の長さを計測

カーポート、ガレージなど屋根がある場合

自動車を保管する場所に屋根がある場合は屋根の高さまたは高さ制限などの数字を記載する必要があります。
グーグルマップはストリートビューなどで立体的な構造物を確認することができますが、残念ながら現時点では高さを測定する機能はありません。
保管場所に屋根がある場合は実物を見て高さを測定し図面に記載する必要があります。

まとめ

グーグルマップを使用した距離・寸法の測定方法の解説は以上です。
車庫証明の図面に記載する可能性のある情報でグーグルマップで測定可能なものを以下にまとめましたのでよろしければ参考にしてください。

スクロールできます
記載内容Googleマップで測定
「使用の本拠」と「保管場所」の直線距離(所在図)
※両地点が離れている場合のみ
道路幅(配置図)
保管場所の長さ(配置図)
保管場所の幅(配置図)
保管場所の高さ(配置図)
※屋根がある場合のみ
重量制限
※ある場合のみ
出入口の幅
※保管場所と駐車場出入口が離れている場合のみ

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