【見本8種類】車庫証明の配置図の書き方|アパート・マンション編【平面駐車場、立体駐車場、建物1階が駐車場など形状別に解説】

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この記事では、アパート、マンションなどの敷地内駐車場に自動車を保管する場合の車庫証明の配置図の書き方を見本付きで解説していきます。
土地の形状や屋根の有無などで記載すべき内容が変わるため、パターン別に作成例を用意しました。

※一軒家敷地内駐車場、月極駐車場の配置図見本は以下の記事をご確認ください。

目次

小規模なアパート等の敷地内駐車場

アパート敷地内駐車場の基本パターン

小規模なアパートの敷地内駐車場で車庫証明の申請をする際に配置図に記載する基本的な情報は以下の通りです。
駐車枠番号がない場合は記載の必要はありませんが駐車位置が明確にわかるように記載します。

道路幅
出入口の幅
保管スペースの長さ
保管スペースの幅
駐車枠番号(ある場合)

アパート敷地内駐車場の基本パターンの配置図作成例

道路に直接面している駐車場の場合

保管場所が道路に直接面している場合は出入口の幅の記載は必要ありません。
下の図の形状の保管場所で記載が必要な情報は以下4点です。

・道路幅
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
・駐車枠番号

道路に直接面している駐車場の場合の配置図作成例

アパートの一階(建物の下)が駐車場の場合

アパートの1階部分(建物の下)が駐車場になっている場合は、「1階が駐車場」と記載した上で駐車枠などを点線で描くとわかりやすくなります。
また、この形状の駐車場には屋根がありますので必ず「天井の高さ」を記載する必要があります。
※出入口などに高さ制限の表示がある場合はその数字を記載すれば大丈夫です。

下の画像の形状の駐車場で記載が必要な寸法等の情報は以下6点です。

・道路幅
・出入口の幅
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
屋根の高さ(または高さ制限)
・駐車枠番号

アパートの一階(建物の下)が駐車場の場合の配置図作成例

大規模なマンション等の敷地内駐車場

マンション敷地内の平面駐車場の場合

大規模なマンションの駐車場は、収容台数も多く駐車枠を全て記載するのは大変なので使用する保管場所の周辺のみ表示しておけば問題ありません。
このような形状の駐車場の多くは駐車枠番号がありますので概ねの位置と枠番号を記載することで位置の特定が可能です。
また、敷地面積の広い駐車場は出入口が複数ある場合もありますのでそれぞれの出入口の幅も記載します。

下の画像の形状の駐車場で記載が必要な寸法等の情報は以下5点です。

道路幅
出入口の幅×2
保管スペースの長さ
保管スペースの幅
駐車枠番号

マンション敷地内の平面駐車場の場合の配置図作成例

複数の道路と接続している場合

駐車場が複数の道路と接続している場合は、それぞれの「道路幅」と「出入口の幅」を記載しましょう。
下の画像の形状の駐車場で記載が必要な寸法等の情報は以下5点です。

道路幅×2
出入口の幅×2
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
・駐車枠番号

複数の道路と接続している場合の配置図作成例

自走式立体駐車場の場合

自走式の立体駐車場の場合は駐車場の構造をどの程度詳細に記載するか判断が難しいですが、調査員が訪れたときに「フロア」や「駐車枠番号」などの記載で問題なく保管場所を特定できそうであれば内部の構造を全て図面にする必要はありません。
概ねの保管場所の位置を表示した図面を作成し何階のどの枠に保管するのか分かりやすく表示しておきましょう。

また、立体駐車場の場合は「高さ制限」があることが多いためその数字もしっかりと記載しておきます。
下の画像の形状の駐車場で記載が必要な寸法等の情報は以下5点です。

・道路幅
・出入口の幅(出口と入口が分かれている場合はそれぞれの幅)
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
高さ制限
フロアの階数
・駐車枠番号

自走式立体駐車場の場合の配置図作成例

機械式(二段式、多段式)立体駐車場の場合

二段式・多段式の機械式駐車場の場合は平面図で上下の位置を示すことはできないため、機械式(二段式、三段式など)であることを表示した上で、どの位置に保管するのかわかるように階数や枠番号などを記載します。
※保管場所特定のために必要な情報は機械式駐車場の種類により異なります。

また、機械式駐車場の多くは「重量制限」や「高さ制限」があるためそれらの数字も記載しましょう。

下の画像の形状の駐車場で記載が必要な寸法等の情報は以下7点です。

・道路幅
・出入口の幅
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
重量制限
高さ制限
駐車位置(階数、枠番号、パレット番号など)

機械式(二段式、多段式)立体駐車場の場合の配置図作成例

機械式(タワー式)立体駐車場の場合

タワー式駐車場の場合も他の機械式同様にタワー式であることを表示した上で、どの位置に保管するのかわかるように使用するレーンの番号や枠番号(呼び出し番号)などを記載します。
※保管場所特定のために必要な情報は機械式駐車場の種類により異なります。

また、タワー式駐車場の多くは「重量制限」や「高さ制限」があるためそれらの数字も記載しましょう。

下の画像の形状の駐車場で記載が必要な寸法等の情報は以下7点です。

・道路幅×2
・出入口の幅×2
・保管スペースの長さ(全長制限)
・保管スペースの幅(車幅制限)
重量制限
高さ制限
駐車位置(レーン番号、枠番号、呼び出し番号など)

機械式(タワー式)立体駐車場の場合の配置図作成例

まとめ

アパート、マンションなどの集合住宅の敷地内駐車場で車庫証明を申請する際の配置図の書き方解説は以上です。
見本に当てはまるものがない場合は以下の必要情報のうち当てはまるものを全て記載して提出すれば問題ありません。

・道路幅
・出入口の幅
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
・高さ制限(ある場合のみ)
・重量制限(ある場合のみ)
・駐車位置の番号(ない場合は位置が特定できる情報を記載)

グーグルマップを使用して寸法などを測定する方法は以下の記事で解説しています。

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