この記事では、月極駐車場を借りて自動車を保管する場合の車庫証明の配置図の書き方を見本付きで解説していきます。
駐車場の種類や土地の形状などで記載すべき内容が変わるため、パターン別に作成例を用意しました。
※一軒家、アパート、マンション敷地内駐車場の配置図見本は以下の記事をご確認ください。
![](https://gifusyako.com/syako-document-sakusei/wp-content/uploads/2023/04/6c59192b12437bdd33d5a3bfc8f33d66.jpg)
![](https://gifusyako.com/syako-document-sakusei/wp-content/uploads/2023/04/d225627ef040518adab45f4a5f5c6a09.jpg)
平面駐車場の配置図作成例
平面駐車場(屋外保管)の基本パターン
平面の月極駐車場に自動車を保管する際に配置図に記載する情報は以下の通りです。
・道路幅
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
・駐車場名(ある場合のみ)
・駐車枠番号(ある場合のみ)
![平面駐車場(屋外保管)の基本パターンのの配置図作成例](https://gifusyako.com/syako-document-sakusei/wp-content/uploads/2023/05/SnapCrab_NoName_2023-5-16_13-45-39_No-00.png)
出入口と保管場所が離れている場合
駐車場出入口と保管場所が離れている場合は出入口の幅についても記載をします。
下の画像の形状の駐車場で記載が必要な情報は以下6点です。
・道路幅
・出入口の幅
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
・駐車場名(ある場合のみ)
・駐車枠番号(ある場合のみ)
![出入口と保管場所が離れている月極駐車場の配置図作成例](https://gifusyako.com/syako-document-sakusei/wp-content/uploads/2023/05/SnapCrab_NoName_2023-5-16_13-53-33_No-00.png)
駐車場に屋根がある場合
駐車場に屋根がある場合は「屋根の高さ」についても記載が必要です。
図面に屋根を描く必要はありません。
下の画像の形状の駐車場で記載が必要な情報は以下7点です。
・道路幅
・出入口の幅
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
・屋根の高さ
・駐車場名(ある場合のみ)
・駐車枠番号(ある場合のみ)
![屋根がある月極駐車場の配置図作成例](https://gifusyako.com/syako-document-sakusei/wp-content/uploads/2023/05/SnapCrab_NoName_2023-5-16_13-57-4_No-00.png)
貸ガレージの場合
ガレージの場合も記載する内容は屋根のある駐車場の場合とほぼ同じですが、「屋根の高さ」よりも「入庫口の高さ」が低い場合は保有する自動車を収容可能であることを示すために「入庫口の高さ(高さ制限)」を記載します。
下の画像の形状の駐車場で記載が必要な情報は以下7点です。
・道路幅
・出入口の幅
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
・入庫口の高さ(高さ制限)
・駐車場名(ある場合のみ)
・駐車枠番号(ある場合のみ)
![貸ガレージのの配置図作成例](https://gifusyako.com/syako-document-sakusei/wp-content/uploads/2023/05/SnapCrab_NoName_2023-5-16_14-5-19_No-00.png)
大規模な駐車場の場合
駐車場の規模が大きい場合は収容台数分全ての駐車枠を記載する必要はありませんが、申請する保管場所の周辺の図と駐車枠番号などを照らし合わせて位置を特定できるように記載します。
また、駐車場の出入口が複数ある場合はそれぞれの幅についても記載します。
下の画像の形状の駐車場で記載が必要な情報は以下6点です。
・道路幅
・出入口の幅
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
・駐車場名(ある場合のみ)
・駐車枠番号(ある場合のみ)
![大規模な駐車場の配置図作成例](https://gifusyako.com/syako-document-sakusei/wp-content/uploads/2023/05/SnapCrab_NoName_2023-5-16_14-29-2_No-00.png)
立体駐車場の配置図作成例
自走式立体駐車場(地下駐車場含む)
自走式立体駐車場の場合は「高さ制限」や「保管場所のフロアの階数」を記載する必要があります。
駐車場の規模が大きい場合は、収容台数分全ての駐車枠を記載する必要はありませんが、申請する保管場所の周辺の図と駐車枠番号などを照らし合わせて位置を特定できるように記載します。
下の画像の形状の駐車場で記載が必要な情報は以下10点です。
・道路幅
・敷地出入口の幅
・立体駐車場出入口の幅(敷地出入口と離れている場合のみ)
・高さ制限
・重量制限(ある場合のみ)
・保管場所のあるフロアの階数
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
・駐車枠番号
・駐車場名(ある場合のみ)
![自走式立体駐車場(地下駐車場含む)の配置図作成例](https://gifusyako.com/syako-document-sakusei/wp-content/uploads/2023/05/SnapCrab_NoName_2023-5-17_13-43-8_No-00.png)
機械式(二段式、多段式、パズル式)立体駐車場
機械式立体駐車場の場合は、「高さ制限」「重量制限」の情報を記載する必要があります。
また、平面図で機械式立体駐車場を正確に描くのは難しいのでテキストなどで機械式駐車場であることを記載しておくと理解してもらいやすくなります。
また、機械式立体駐車場には二段式、多段式、パズル式など様々な種類があり、他車両の出庫のタイミングなどにより保管場所が変動するタイプのものもあるため、固定の保管位置を明示することが困難な場合はその旨を記載しておきましょう。
※調査員が訪れた際に枠番号、パレット番号、呼び出し番号などの情報で位置が確認できれば問題ありません。
下の画像の形状の駐車場で記載が必要な情報は以下9点です。
・道路幅
・出入口の幅
・高さ制限
・重量制限
・保管場所の階数
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
・駐車枠番号、パレット番号、呼び出し番号など
・駐車場名(ある場合のみ)
![機械式(二段式、多段式、パズル式)立体駐車場の配置図作成例](https://gifusyako.com/syako-document-sakusei/wp-content/uploads/2023/05/SnapCrab_NoName_2023-5-17_14-31-15_No-00.png)
機械式(タワー式)立体駐車場
タワー式駐車場の場合は平面図で立体構造物を描くことはできませんのでタワー式であることを表示した上で「呼び出し番号」や「パレット番号」などで位置を特定できるように作図します。
複数のレーンがある場合はどのレーンを使用するのかわかりやすく表示しておきましょう。
下の画像の形状の駐車場で記載が必要な情報は以下9点です。
・道路幅
・出入口の幅
・高さ制限
・重量制限
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
・駐車枠番号、パレット番号、呼び出し番号など
・レーン番号(複数のレーンがある場合のみ)
・駐車場名(ある場合のみ)
![タワー式立体駐車場の配置図作成例](https://gifusyako.com/syako-document-sakusei/wp-content/uploads/2023/05/SnapCrab_NoName_2023-5-17_15-8-8_No-00.png)
まとめ
月極駐車場で車庫証明を申請する際の配置図の書き方解説は以上です。
見本に当てはまるものがない場合は以下の必要情報のうち当てはまるものを全て記載して提出すれば問題ありません。
・道路幅
・出入口の幅
・保管スペースの長さ
・保管スペースの幅
・高さ制限(ある場合のみ)
・重量制限(ある場合のみ)
・駐車位置の番号(ない場合は位置が特定できる情報を記載)
・フロアの階数(立体駐車場の場合のみ)
・駐車場名(ある場合のみ)
グーグルマップを使用して寸法などを測定する方法は以下の記事で解説しています。
![](https://gifusyako.com/syako-document-sakusei/wp-content/uploads/2023/05/4bbbcead75227826ce42940a70d1dfa6.jpg)
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